結婚しているのにパートナーじゃない人に恋心を持ってしまって…。
恋心をどう扱っていいか分からず辛いのだけど、私はここからどうしたらいい?
既婚者でありながら恋愛感情に悩む方は意外と少なくはありません。
この記事の筆者である涼羽(すずは)も同じような経験があります。
思わぬ形で芽生えた感情に戸惑いを覚えることもあるでしょうし、現在のパートナーへの罪悪感を感じてしまうこともあるでしょう。
本記事では、実際に同じような経験のある筆者が、自らの経験と心理学・スピリチュアルの学びを元に、既婚者が恋愛で感じる辛さの原因や心理を深掘りし、その辛さを和らげるための具体的なアプローチをご紹介します。
既婚者に恋愛感情が生まれる理由は?
結婚した後にパートナーとは別の方に恋愛感情が生じる背景には、いくつかの要因があります。
① 夫婦間のコミュニケーション不足
結婚生活が長くなると、会話が義務的になりがちです。
業務連絡のようなLINEや会話しかなくなってしまうこともよくあります。
そのような「日常の連絡」だけの会話では感情的なつながりが希薄になり、心の隙間が生じることがあります。
② ロマンティックな感情の欠如
結婚当初の情熱やトキメキが薄れていくのは自然なことです。
3年目の浮気とは昔からよく言われる言葉ですね。
そのトキメキの感覚や情熱の感覚を無意識に求め、他人を求めてしまうケースもあります。
③ 個人の孤独感
結婚していても「自分は一人だ」と感じる瞬間があります。
結婚したパートナーに自分の仕事や家庭のプレッシャー、過去の辛さや自己実現の欲求を理解してもらえないことで、それらを理解してくれそうな他の人に恋愛感情を寄せることもあります。
既婚者が恋愛感情を抱くと辛くなる理由
恋愛感情を抱くこと自体は、人間の自然な反応です。しかし、それが既婚者の場合、特別な辛さを伴います。
① 罪悪感との葛藤
結婚の誓いを破るという思いが罪悪感を生み出し、自分を責めるようになります。
「こんな気持ちを持つべきではない」という自己否定が、精神的な負担を増幅します。
② 家庭との板挟み
恋愛感情が強まるほど、家庭との間でジレンマを感じることがあります。
配偶者や子どもに対する責任感が、さらに辛さを助長します。
生まれた恋愛感情に向き合う方法
では、既婚者としての恋愛感情にどう対処すればいいのでしょうか。
まずは感情を否定するのではなく、適切に向き合うことが重要です。
① 自分の感情を認める
「恋愛感情を抱くのは悪いこと」と思いがちですが、それを否定することは逆効果です。
自分の心に正直になり、「なぜこう感じているのか」を分析してみましょう。
② 恋愛感情が生まれた原因を探る
恋愛感情がどこから来ているのかを考えることが大切です。
自分が現在のパートナーとの関係でどこが満たされていないのか、恋愛感情を持った相手のどんなところを魅力的に感じ、何を求めているのかを内省してみることで自分が恋愛感情を持った原因を明らかにすることができます。
③ 一人の時間を作る
恋愛感情が強くなると、視野が狭くなりがちです。
一人で考える時間を設け、感情を整理することで冷静な判断ができるようになります。
④ 信頼できる人に相談する
身近な友人や専門のカウンセラーに話を聞いてもらうことも有効です。
専門のカウンセラーに話すほどではないと感じられる場合は、まずは気軽な占いなどで他者に話を聞いてもらったり、新しい視点を得てみるのも一つの方法です。
誰かに話すことで気持ちが軽くなり、新たな洞察が得られるかもしれません。
今感じている辛さを和らげるためにできること
恋愛感情そのものより、それによる辛さを軽減するための具体的な行動に目を向けましょう。
① 配偶者との関係を見直す
夫婦関係の改善が、恋愛感情の辛さを和らげる第一歩です。
以下のアクションを試してみてください。
• いつもとは違う環境でデートをしてみる(雰囲気の良いレストランでの食事など)
• 二人で話す時間を持ち、相手の話に耳を傾ける
• 感謝の気持ちを言葉で伝える
② 自己成長に目を向ける
恋愛感情は「自分自身の変化を求めるサイン」である場合もあります。
恋愛感情の多くは「投影」という心理作用によって引き起こされており、好きになったお相手に「自分が本当は持っている魅力や可能性」を投影しているだけの場合も多くあります。
心惹かれるお相手のどのポイントに魅力を感じているのか、その要素を自分が取り入れられる可能性がないかを探ってみることも助けになるでしょう。
また、趣味を持ったり新しいことに挑戦したりすることも、自己肯定感を高め、感情に振り回されにくくなるためのサポートとなります。
③ プロフェッショナルの力を借りる
夫婦関係カウンセリングや心理カウンセラーに相談することで、感情の整理や関係修復の手助けを得ることができます。
本格的なカウンセリングの必要は感じないけれど、自分とは違う視点が欲しい場合は占い師やスピリチュアルカウンセラーへの相談が助けになる場合もあるでしょう。
恋愛感情を次のステージに昇華する方法
恋愛感情を抱くことは必ずしも悪いことではありません。それをどう受け止め、次に進むかが重要です。
たとえば、その感情をきっかけにして「自分が本当に望む夫婦関係とは何か」を再定義するチャンスに変えることもできるでしょう。
恋愛感情を持ってしまった自分を責めるのではなく、それをきっかけに自分は何を求め、どうなりたいのかの自己理解を深め、それらを実現していけるようなアクションをとりましょう。
以下に恋愛感情を人生の次のステージに進むために昇華する方法をお伝えします。
① 感情を創造的に活用する
アートや執筆、スポーツなど、情熱を他の分野に注ぐことで、恋愛感情を昇華させることができます。
noteやブログに自分の経験や洞察を記してみることも助けになるかもしれません。
最近はハンドメイドなどの情報も豊富にSNSに溢れています。
今の自分の気持ちを作品として表現してみてはいかがでしょうか?
② 夫婦関係を再構築する
恋愛感情が浮上した背景には、夫婦間での何らかの問題が隠れていることが多いです。
この機会に夫婦関係を見直し、互いに新たな関係を築く努力をしてみましょう。
上述した現在のパートナーとのデートや2人で話す時間をとることからまずは始めていきましょう。
終わりに
以上が筆者自らの経験と心理学・スピリチュアルの学びを元にお伝えする既婚者が恋愛で感じる辛さの原因や心理、そしてその辛さを和らげるための具体的なアプローチのまとめでした。
既婚者でありながら恋愛感情に悩むのは、誰にでも起こり得ることです。
しかし、感情そのものを否定するのではなく、原因を理解し、適切な対処をすることで、辛さを乗り越えることができます。
この記事をきっかけに、自分の心と向き合い、前向きな一歩を踏み出していただければ幸いです。